悪魔の唯一の慈悲
大富豪シンハニア家の勝気で反抗的な令嬢イシャは、相次ぐ誘拐未遂事件の渦中、兄の急な渡米により最大の悪夢に直面する。24時間体制で彼女の護衛を任されたのは、兄の親友であり、冷酷無慈悲で誰もが恐れる大物実業家ダクシュだった。逃亡を図るイシャに対し、ダクシュは徹底的な包囲網を敷く。彼女を守るために大学の全生徒の前で「自分の恋人だ」と嘘を放って騒動を巻き起こし、監視のために自身の寝室で寝ることを強要する。プライドを傷つけられたイシャは彼を「悪魔」と呼び、誘惑してプライドを打ち砕き、自らの足元にひざまずかせてやると復讐を誓う。しかし、挑発的な駆け引きが抗えない情熱へと変わり、背後から本物の凶敵が迫る中、イシャは衝撃の真実を知ることになる。誰にも情けをかけないこの冷徹な悪魔が、世界を敵に回してでも守ろうとする唯一の存在こそが、自分だったのだ。